この記事のキーワード 写真加工/写真編集/Photoshop/カメラ
いつもご覧いただきありがとうございます。しらすサラダです。
今回は、今まで撮ってきた写真を編集、加工をしてみました。そのプロセスを順を追って説明したいと思います。
使用したソフトウェアはAdobe Photoshop CC 2015です。ちなみにAdobe Creative Cloudのサービスを利用しているので、いつでもソフトウェアを更新できますが、その更新が若干めんどくさいので、PhotoshopはCC 2015のままです。
ちなみに、この記事は、Photoshop使い方の紹介ではありません。ただ、使用したツールは記述しましたので、使い方は書籍やウェブサイト等をご参照ください。よって、Photoshopを使用してどのように編集、加工を行ったかというものになります。私は素人ですので編集、加工の方法については色々と突っ込みどころが多いかもしれませんが、ご了承ください。あくまで、一つのやり方としてご覧ください。
まあそれは置いておいて、ではまず完成した画像からご紹介します。その写真の紹介等は個々のプロセス内でご紹介します。
・うずしお観潮船「ワンダーなると」船内
・富士山
・鳥取砂丘
以上の4点について元の写真からどのように編集、加工を行ったかご紹介します。
ちなみに、今回は色々と加工を行っています。もう写真と言えないんじゃないかという人もいるかもしれません。一つの作品として捉えて頂ければなと思います。また、編集や加工の楽しさが伝わればいいなと思っています。
それでは、どうぞ!
うずしお観潮船「ワンダーなると」船内
カメラ:NIKON D7200 レンズ:SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM 焦点距離:8mm(35mm換算:12mm) シャッター速度:1/160秒 絞り:F5.0 ISO:250
徳島県の鳴門大橋の真下ではうずしおが見られます。そのうずしおを間近で見られる、うずしお観潮船「わんだーなると」の船内です。赤と黄色と青(緑)の椅子が印象的で可愛かったので撮ってみました。
写真を取り込みます。写真はRawで撮っているので、Adobe PhotoshopのRaw現像ソフト「CameraRaw」を使用します。
レンズの歪み補正、傾き補正を行います。今回は上手く水平に撮れていますので傾き補正は微々たるものでした。
色温度、コントラスト、ハイライト等自分の作りたいイメージの下地になるように調整します。今回は、窓から見える景色を真っ白にしたいので、加工をし易くする為ハイライトや白レベルはぐんと上げてみました。
Raw画像の編集を終え、Photoshopに移動します。
窓から見える景色を「スポット修復ブラシツール」を使い真っ白にしました。余計なものを消すことで、写真がシンプルになり、メリハリも生まれます。
カラーバランスや明るさ、コントラストを自分のイメージにそうように調整します。今回は、椅子の色が主役なので、赤、黄、緑は鮮やかに見えるように調整しました。また全体的に青みがけ、清潔感をだし明るく仕上げました。
アンシャープマスクをかけて完成です。
参考として元の写真です。
富士山
カメラ:NIKON D7200 レンズ:SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM 焦点距離:16mm(35mm換算:25mm) シャッター速度:1/800秒 絞り:F5.6 ISO:100
飛行機の上から撮影した富士山の写真を加工していきます。
写真を取り込みます。写真はRawで撮っているので、Adobe PhotoshopのRaw現像ソフト「CameraRaw」を使用します。
レンズの歪み補正、傾き補正を行います。
色温度、コントラスト、ハイライト等自分の作りたいイメージの下地になるように調整します。今回は、後のカラーバランスを調整する際にコントラストが上がる予定なので、白色が飛ばないようにハイライトと白レベルを抑えました。
Raw画像の編集を終え、Photoshopに移動します。
傾き補正によって生まれた空白部分を「スポット修復ブラシツール」で補完します。
同じく、スポット修復ブラシツールで左下の窓枠の影を補完します。この時、何度かスポット修復ブラシツールを使用し違和感がなくなるように調整します。(スポット修復ブラシツールは、画像内の似ている箇所を抽出し、新たに描画するツールです。よって、雲が補完される際には画像内の雲がコピーされているので、自然ではありえない「同じ雲が二つある」状態になります。なので、何度かスポット修復ブラシツールを使用することで、不自然な状態を直してあげます。)
カラーバランスを調整します。今回、仕上げたいイメージの色合いはシアン色にしたいので、イメージに近づくように調整します。
好みでトーンカーブを調整します。
アンシャープマスクをかけ、トリミングして完成です。
参考として元の写真です。
大塚国際美術館
カメラ:NIKON D7200 レンズ:SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM 焦点距離:8mm(35mm換算:12mm) シャッター速度:1/20秒 絞り:F5.0 ISO:250
徳島県にある大塚国際美術館。こちらのエントランスには非常に迫力のあるエスカレーターがありました。大きなものはシンメトリーが似合いますね。
写真を取り込みます。写真はRawで撮っているので、Adobe PhotoshopのRaw現像ソフト「CameraRaw」を使用します。
レンズの歪み補正、傾き補正を行います。今回は水平垂直をバッチリ補正しました。
色温度、コントラスト、ハイライト等自分の作りたいイメージの下地になるように調整します。
Photoshopに取り込み、グリッドを表示させ、遠近法ツールを使用して形を調整します。今回は撮影時にはきちんとど真ん中を狙ったつもりですが、少しばかり右によってしまったため、中心がとれていません。なので、遠近法ツールとグリッドを使用し、真ん中は真ん中へ調整します。
左右対称になりました。(左右対称に向けて補正しましたが、技術力がない為完璧には遠い仕上がりになりました。)
トリミングを行いました。
「スポット修復ブラシツール」を使用して左下の空白を補完します。
カラーバランスを調整します。大塚国際美術館は非常に立派な建物で、何か威厳を感じたので少しばかり重々しいイメージになるように色を調整しました。
明るさ、コントラストを調整しました。建物とエスカレーターのメタル素材を強調したいので、コントラストを高めにしました。
アンシャープマスクをかけて完成です。
参考として元の写真です。
鳥取砂丘
カメラ:NIKON D90 レンズ:NIKON AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II 焦点距離:200mm(35mm換算:300mm) シャッター速度:1/500秒 絞り:F5.6 ISO:100
鳥取砂丘です。望遠レンズを持っていたのでちょっと面白い写真を狙ってみました。
鳥取砂丘は地形が下の図のようになっています。
このように遠くの丘の人(被写体)と同じ高さから写真を撮る事が出来るので、面白い写真が撮れると思いました。
写真を取り込みます。写真はRawで撮っているので、Adobe PhotoshopのRaw現像ソフト「CameraRaw」を使用します。
レンズの歪み補正、傾き補正を行います。
色温度、コントラスト、ハイライト等自分の作りたいイメージになるように調整します。今回はここで仕上げちゃいます。色合いは、なんとなく砂の生き生きさを表現したいと思いました。
Raw画像の編集を終え、Photoshopに移動します。
「スポット修復ブラシツール」を使用して、砂丘内のゴミ(?)等を除去します。
「切り抜きツール」を使用し、画像のアスペクト比(縦横の比率)を1:1の正方形にします。
普段は、画像内で正方形が収まるようにトリミングをしますが、今回は画像を拡張してみます。
レイヤーを一つ作り、そのレイヤー画像の後ろに配置します。また、配置したレイヤーはべた塗りで、空の色に合わせます。
画像と、先ほどのレイヤーを統合して、「スポット修復ブラシツール」で色の境目をごまかします。
「アンシャープマスク」をかけて完成です。
参考として元の写真です。
以上4枚の作例でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。