この記事のキーワード 給料袋/蝋引き/ハンドメイド/ワックスペーパー
いつもご覧いただきありがとうございます。しらすサラダです。
今回は「蝋引き」に挑戦してみました。&「立つ給料袋」のメイキングなどです。
まず、「蝋引き」とは、紙などを蝋でコーティングする(染み込ませる)事です。その蝋引きされた紙の事を「蝋引き紙」と言います。英語ではワックスペーパーなどと言われます。
蝋引きを行うと透け感が増します。また、アンティーク感が増します。それに、少しばかり強度が上がります。また、紙の耐久性なども上がるそうです。
以前、「立つ給料袋」というものを製作しました。立つ給料袋ってなんだという方はこちらの記事を御覧ください。
この作品は私の中でお気に入りで、いずれ蝋引き紙で作ってみたいなと思っていましたが、なかなか良さげな蝋引き紙が見つからず、いい機会なので自分でやってみました。
立つ給料袋(蝋引き紙バージョン)
おもて面
うら面
今回はクラフト用紙を蝋引きしました。蝋引き紙は味が出ますね。古臭いデザインの給料袋をイメージしたのでぴったりです。
裏面にはロゴマーク付きです。間違えてコピーライトの部分を2017にしてしまいました。
今までのものとの比較
左から、蝋引き紙(クラフト用紙)、クラフト用紙(そのまま)、コピー用紙です。
照明から一番遠いにもかかわらず、蝋引き紙のものはよく光が透けています。
メイキング
準備
クラフト用紙に印刷します。
クラフト用紙は持っていないので、クラフト用紙でできた封筒(角2号)をA4の大きさに合わせて切り取りました。前回作成した際と同じ用紙です。
一つの封筒でA4用紙が一枚しかできませんので、コストパフォーマンスは悪いです。
大雑把に部品ごとに分けました。
次に蝋を準備します。
ろうそくを茶こしで削ります。
ガラス容器に保存しました。
蝋引き作業
蝋引き作業の環境
アイロン台を用意します。
平型のアイロン台は作業がしやすいです。
アイロン台が汚れても大丈夫なように端切れを敷きます。
アイロン掛け
クッキングシートを敷きます。クッキングシートは蝋引きしたい用紙より大きいものにを使用します。
蝋引きしたい用紙(クラフト用紙)を置きます。
準備した粉状の蝋をふりかけます。満遍なく均等に振り掛けると綺麗に仕上がります。
クッキングシートでサンドイッチします。
アイロン掛けをします。
アイロンは低温です。火傷に注意しましょう。粉状の蝋はすぐに溶け、クラフト用紙に染み込みます。
一通り染み込ませたので、クッキングシートを剥がしてみます。
均等に蝋をふりかけなかったので、まだら模様になってしまいました。
今度は蝋が染み込んでいない部分に蝋をふりかけます。
再度アイロンをかけて満遍なく蝋が染み込んだら完了です。この作業を何度も繰り返し、全体に蝋を染み込ませましょう。
余計な蝋を取り除く
蝋を必要以上にふりかけてしまうと、クラフト用紙に染み込まずに表面で固まってしまいます。その場合は、いらない紙などでクラフト用紙を挟みアイロンがけをします。
いらない紙を挟んで、再度アイロンを掛けます。
余計な蝋が紙の方にしみ込み、取り除くことができました。
クラフト用紙を平らにする
もし蝋引きしたクラフト用紙がカールしてしまった場合は、蝋をふりかけずにアイロン掛けを行います。
アイロン掛けを行い冷めないうちに、何か重しになるような板をその上においてあげます。
組み立て作業
準備
すべてのクラフト用紙の蝋引き作業が終わりました。
線に沿って切り取っていきます。必要なところは両面テープを貼り付けます。また、山折り谷折り線をカッターを使用して軽く筋をつけます。
おもて
うら
すべての部品に折り目をつけました。
貼り付け作業
綺麗に合うように貼り付けていきます。
裏面も同様に貼り付けます。
袋の底部分も貼り付けます。
貼り付けが終わり、ほぼほぼ完成ですが、表面が少しカールしています。
なので袋の蓋の部分を少しだけ折り曲げます。
表面が平らになりました。
完成です!
蝋引きは様々な素材でも活かせると思うのでまた挑戦してみたいです。
撮影環境
記事内2枚目のブツ撮り環境について
光源:提灯照明1つ(被写体より右奥)
背景:IKEAの遮光ロールスクリーン
提灯照明やブツ撮りの環境につきましては、以前の記事をご覧ください。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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