この記事のキーワード ロゴタイプ/inkscape/チュートリアル
いつもご覧いただきありがとうございます。しらすサラダです。
フリーのドローソフトであるInkscapeでロゴを作ってみたいと思います。
シリーズ第3弾です。前回のはこちら
今回は、以前のエッジライトに挑戦した記事で、被写体に描かれていたロゴマークを参考にし、ちょっとレトロなロゴタイプを作ってみます。
このロゴタイプの特徴は、立体的な文字ですが、詳細な立体感を出さないことで、少しだけレトロちっくになります。
シンプルなロゴタイプにオススメです!
それではどうぞ!
制作手順
文字を打ち込む
文字を打ち込みます。
今回は「SHIRASU」と打ち込みました。また、フォントは「Bebas Neue」というフォントを使用します。こちらのフォントはおしゃれでとても使いやすく、オススメのフリーフォントです。
文字間隔を広くする
テキストツールの「文字間隔」に数値を打ち込みます。数値が大きいほど文字の間隔が広くなります。
フィルとストロークを交換する
フィルというのは面のことです。文字でいうと黒く塗りつぶされている部分になります。ストロークというのは、文字の縁のことです。
フィルは面。ストロークは線です。
文字を選択し、画面左下の「フィル」と書いてある部分を右クリック(副ボタンクリックとも呼びます、以下右クリック)。「フィルとストロークを交換」をクリックします。
複製する
文字を右クリックし、「複製」をクリック。
次に、複製したものを斜め左上に少しずらします。キーボードの矢印キーを使うと楽です。
色を変える
作業をしやすいように(わかりやすくするように)色を変えてます。今回は赤色と青色に分けました。
オブジェクトをパスに変換する
またよくわからない言葉が出てきました。今までの文字を、図形に変換してあげます。図形に変換してあげると、細かい変更が可能になります。難しい説明になってしまいますので、とりあえず、「文字を図形に変換してあげると、変更がしやすい」と思っていてください。
オブジェクトをパスへ変換し、グループを解除すると、一つ一つの文字がバラバラになりました。
立体化のために文字を補完する
いよいよ立体化作業です。
わかりやすいように「S」で作業を行ってみます。
スナップを有効にし、ペンツールを使用して画像のように三角形を描いていきます。ピンク色の線が描いた三角形です。立体に見えるように青い線の文字を補完してあげるイメージです。
三角形と文字を統合する
先ほど描いた三角形を青い線の文字と統合します。
三角形と青い線の文字を全て選択して、メニューバーの「パス」から「統合」をクリックします。
統合されました。
フィルとストロークを交換する
初めの方に行った「フィルとストロークを交換」と同じことします。
青い線の文字を交換しました。
同じように赤い線の文字を交換しました。
補修する
一つ上の画像を確認すると、少し白く抜けている部分があります。
欠陥が見つかった場合は「ノードツール」を使用し画像のようにノードを移動させます。画像内の黄緑色のノードを移動し、抜けている部分を直しました。
完成
色を変えたり、背景を加えて完成です!
番外編 応用した例
「MACHINE(機械)」です。
元の文字はこのように配置しました。
「artificial intelligence(人工知能)」です。
元の文字はこのように配置しました。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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